学ぶシリーズ

日報コーチングとは?部下の成長を加速させる日報活用術【実践ガイド2025】

はじめに:日報の可能性とチーム育成への想い

私は今、「日報コーチング」という取り組みを始めようとしています。これは私の造語で、日報を通じてチームメンバーの成長を支援する育成手法のことです。

実は私自身、日報を書き続けて1年近くになります。正直なところ、まだまだうまく活用できているとは言えません。書けない日も多いし、フォーマットも定まっていない。それでも続けているのは、書いた日と書かない日の違いを明確に感じているからです。

朝に今日やることを書き出すと、頭が整理されて集中力が上がります。夕方に振り返りを書くと、改善点が自然と見えてきます。この小さな習慣が、仕事の質を確実に変えていることを実感しています。

そんな中、私のチームが少しずつ形になってきました。メンバーも6人に増え、それぞれが日々頑張っています。彼らを見ていて強く思うのは、「もっと成長してなりたい自分になってほしい」ということ。そして、その成長を支援するツールとして、日報は不可欠だと確信しています。

現状の課題:理想と現実のギャップ

現在、チームメンバーには簡単な日報を書いてもらっています。「今日したこと」と「明日すること」だけのシンプルな内容です。でも、正直しっくりきていません。

単なる作業報告になってしまい、振り返りや気づきが生まれていない。私自身が日報から得ている「頭の整理」や「改善点の発見」といった効果を、メンバーは感じられていないように見えます。

原因は明確です。私がまだ、適切なフィードバックができていないから。ただ「いいね」とコメントするだけでは、成長にはつながりません。でも、どんなフィードバックが効果的なのか、どう問いかければ内省を促せるのか、まだ答えが見つかっていません。

日報システム導入への期待:チーム活性化の起爆剤

そんな中、一つの転機が訪れようとしています。システムチームに依頼していた日報システムが、もうすぐテスト運用を開始するのです。

今まではマイクロソフトのTeamsでやり取りしていましたが、専用システムができれば、もっと活発な交流が生まれるはずです。メンバー同士でお互いの日報を読めるようにして、横のつながりも作りたい。「他の人はこんな工夫をしているんだ」という気づきが、チーム全体の成長を加速させると期待しています。

システム導入は、私にとっても大きなチャンスです。今まで曖昧だった日報の運用を、きちんと仕組み化できる。フィードバックの履歴も残るので、自分のコーチングスキルを振り返ることもできます。

日報コーチになるための学び:これからの目標

私の目標は明確です。「人を成長させられる日報コーチになる」こと。

そのために今、必死に学んでいます。コーチングの本を読み、効果的な問いかけの技術を研究し、フィードバックの練習をしています。まだまだ未熟ですが、メンバーと一緒に成長していきたいと思っています。

日報コーチングで大切なのは、答えを教えることではなく、メンバー自身が答えを見つける手助けをすることだと学びました。「なぜそう思ったの?」「他にどんな方法がある?」といった問いかけで、思考を深めてもらう。これが、本当の成長につながると信じています。

実践から見えてきた3つのポイント

1. 継続の仕組み作り

日報は継続してこそ価値があります。私自身、書けない日も多いですが、「週3回書ければOK」という緩いルールにしたことで、プレッシャーが減りました。メンバーにも同じように、完璧を求めすぎない環境を作りたいと思っています。

2. 双方向のコミュニケーション

一方的な報告ではなく、対話が生まれる日報にしたい。私からのフィードバックだけでなく、メンバー同士でもコメントし合える文化を作る。これが、チーム全体の学習を促進すると考えています。

3. 成長の可視化

日報の蓄積は、成長の軌跡そのものです。3ヶ月前の日報を見返して「あの頃はこんなことで悩んでいたんだ」と実感できる。この「成長の実感」が、さらなるモチベーションにつながります。

これからの挑戦:完璧でなくても始める価値

正直に言うと、私はまだ理想的な日報コーチではありません。自分自身の日報すら完璧に書けていないのに、人を指導できるのか。そんな不安もあります。

でも、完璧になるのを待っていたら、いつまでも始められません。不完全でも、メンバーの成長を願い、一緒に試行錯誤する。その姿勢こそが、日報コーチングの第一歩だと思っています。

システムのテスト運用開始まで、あと少し。この機会を最大限に活かして、チームを活性化させたい。そして、メンバー一人ひとりが「日報を書くことで成長できた」と実感できる環境を作りたい。

まとめ:日報コーチングでチームと共に成長する

日報コーチングは、まだ確立された手法ではありません。私自身、手探りで進んでいる状態です。でも、だからこそ可能性を感じています。

チームメンバーの成長を支援しながら、私自身も成長していく。教えることで学び、フィードバックすることで自分の思考も深まる。この相互作用こそが、日報コーチングの魅力です。

もしあなたもチームの育成に悩んでいるなら、日報を活用してみませんか。完璧である必要はありません。メンバーと一緒に成長しようという気持ちさえあれば、きっと何かが変わり始めます。

私の挑戦は、まだ始まったばかり。これからも試行錯誤を重ねながら、理想の日報コーチを目指していきます。いつか「日報コーチング」が、多くのチームで実践される日が来ることを願って

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