学ぶシリーズ

サイト改善で問い合わせを増やす方法|離脱率を下げた3つの施策

Webサイトを運営していて、「アクセスはあるのに問い合わせが来ない」と悩んでいませんか?私も同じ状況でした。デジタルマーケティングを学び、サイト改善に取り組んだ結果、問い合わせにつながる導線を作るための具体的な方法が見えてきたんです。

この記事では、実際に私が実施したサイト改善の事例を紹介します。ソーシャルボタンの削除、広告停止、2カラムから1カラムへの変更など、離脱率を下げるための具体的な施策をまとめました。

サイト改善の前に:目的を明確にすることの重要性

デジタルマーケティングで最初に学んだのが、「サイトの目的をはっきりさせる」ということでした。当たり前のようで、実は多くのサイト運営者ができていない部分です。

なんとなく「あった方がいいかな」と思って設置した機能が、実はユーザーの離脱を招いているかもしれません。

集客サイトの最適解は「問い合わせ獲得」

自分のサイトを見直してみると、目的は明確でした。集客、つまり問い合わせにつなげることです。

そう考えると、今のサイト構成は本当に問い合わせにつながっているのか?という疑問が湧いてきました。よく見てみると、問い合わせとは関係ない要素がたくさんあって、むしろユーザーをサイトから離脱させていたんです。

問い合わせを増やすための具体的な改善策

目的が「問い合わせ獲得」なら、やるべきことは大きく分けて3つです。

1. 問い合わせボタンを目立たせる

これは基本中の基本ですが、意外とできていないサイトが多いです。ボタンの色、サイズ、配置位置を工夫することで、クリック率は大きく変わります。

2. 離脱導線を減らす

ユーザーがサイトから出て行ってしまう要素をできるだけ減らすことが重要です。具体的には:

  • 外部サイトへのリンク
  • SNSシェアボタン
  • 広告
  • サイドバーの不要な情報

これらは一見便利そうに見えますが、問い合わせ獲得が目的なら、むしろ邪魔になっている可能性があります。

3. 使われていない機能を整理・削除する

「せっかく作ったのに」という気持ちはわかりますが、ユーザーが使っていない機能は思い切って削除しましょう。サイトがシンプルになれば、ユーザーは迷わず目的の行動(問い合わせ)に進めます。

実際に実施したサイト改善の事例

この考え方をもとに、自分のサイトで具体的に以下の変更を行いました。

ソーシャルボタンを削除した理由

改善前: 各記事にFacebook、Twitter(X)、LINEなどのシェアボタンを設置
改善後: すべてのソーシャルボタンを削除

最初は「SNSでシェアしてもらえるかも」と思って設置していたんですが、アクセス解析を見ると、ほとんど使われていませんでした。それどころか、このボタンを押すとユーザーは別のサイトへ飛んでいってしまう。

つまり、ソーシャルボタンは離脱導線になっていたんです。目的が問い合わせ獲得なら、これは邪魔でしかないと判断して削除しました。

広告表示を停止した判断基準

改善前: サイドバーと記事下に広告を表示
改善後: すべての広告を非表示

正直、月に数千円程度の収益にはなっていたんですが、これもユーザーを別のサイトへ誘導してしまう要素です。

集客が目的なら、わずかな広告収入よりも問い合わせ獲得を優先すべきだと考えました。1件の問い合わせから得られる利益を考えれば、広告収入なんて比較にならないですからね。

2カラムから1カラムへ変更した効果

改善前: メインコンテンツ+サイドバーの2カラムレイアウト
改善後: メインコンテンツのみの1カラムレイアウト

サイドバーには新着記事、カテゴリ一覧、プロフィールなど、いろいろ情報を載せていました。でも、これってユーザーの視線を分散させているんですよね。

特にスマホで見るとごちゃごちゃして見づらいし、サイドバーの情報で迷子になってしまう可能性もあります。1カラムにすることで、ユーザーの視線を問い合わせへ誘導しやすくなると考えました。

問い合わせボタンの最適化(現在進行中)

これはまだ試行錯誤中です。もっと目立たせたいんですが、派手すぎても逆効果だし、どの位置にどんなデザインで配置するのがベストなのか検証しています。

現在検討しているのは:

  • ボタンの色を緑から赤系に変更
  • 記事の途中と最後の2箇所に配置
  • 「無料相談はこちら」など具体的な文言に変更

A/Bテストも今後やってみたいと思っています。

サイト改善で意識すべきポイント

今回の改善を通して学んだことをまとめます。

1. データを見てから判断する
感覚ではなく、アクセス解析のデータを見て判断することが大切です。「あった方がいい」と思っていた機能が、実は使われていないことはよくあります。

2. ユーザー目線で考える
「自分が運営者として載せたい情報」ではなく、「ユーザーが知りたい情報」を優先しましょう。

3. 完璧を目指さず、継続的に改善する
最初から完璧なサイトは作れません。少しずつ改善を重ねていくことが重要です。

まとめ:継続的なサイト改善の重要性

サイト改善って、すぐに結果が出るものではありません。少なくとも数週間、場合によっては数ヶ月かかることもあります。

ですので、まずは小さな小さな一歩から…

でも、「目的を明確にして、それに沿って改善していく」という基本的な考え方を学べたのは大きな収穫でした。今後も少しずつデータを見ながら、改善を続けていこうと思います。

同じようにサイト運営で悩んでいる方がいたら、まずは「サイトの目的」を明確にしてみてください。そこから見える景色が変わってくるはずです。

次のステップとして検討していること:

  • GA4の活用方法
  • 問い合わせフォームの入力項目の見直し
  • ページ表示速度の改善

また結果が出たら、続編の記事でご報告しますね。

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